AWS資格勉強に最適な本かもしれない
AWSの認定資格が人気ですね。私の周りでも最近取得者が多いです。それだけAWSの定着が進み、IT業界にとって欠かせない存在ということでしょう。そんなAWSの認定資格対策本としてAWSで働いている人が監修している「AWS認定アソシエイト3資格対策」という本が発売されたので感想を書きます。
AWS認定アソシエイト3資格対策
感想
まずAWSの資格が3つの試験区分に分かれます。「ソリューションアーキテクト」、「SysOpsアドミニストレーター」、「デベロッパー」です。これらの資格の中でも基礎とされるのが「ソリューションアーキテクト」資格になるのですが、この資格に対する本はこれまでもいくつか発売されております。しかし、今回発売された「AWS認定アソシエイト3資格対策」はタイトルの通り、3資格を同時に対策できるという位置付けです。これは受験者にとっては一石二鳥どころか一石三鳥です。
しかし、やはり現実は現実。一冊勉強しただけで3資格合格できるなんて都合が良すぎます。つまり、この本のみでAWS認定資格3種類に合格することは私は不可能だと考えます。しかし、この本は他の本に比べてカバーできる範囲が広いのは事実です。ソリューションアーキテクトに特化された対策本は、それはそれで良い部分もあるのですが、過去問を参考にして内容をピックアップしているせいか、トピック間の関連性が薄いです。一連の流れで記憶することができないため、なかなか定着しにくいような印象でした。
しかし、本書は開発と運用面を含めたアーキテクトを学べるため、非常に自然に読み進めることができます。例えると、英単語を覚えるのに各単語で無機質に記憶するのではなく、例文を用いてイメージ記憶できるような印象です。
話を戻しますと、これ一冊でAWS資格の3種類全てに合格するのは難しいと言いましたが、この本と問題が多めに載っている別の本を同時に買うことで試験の合格率は飛躍的に上がると思います。ちなみに私はこの本と同時に買うならば「徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書」をおすすめします。
人気なだけあって市場価値も相当上がっている資格です。できることが増えれば増えるほど難易度が上がる傾向があるベンダー資格。本書で早めに対策して早めに合格しましょう。
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